【トレッキングポールは必要?】登りは無くていい、下りで膝を守るために要る|富士山で実感した話

トレッキングポールの必要度。登りはあると楽だが無くても歩ける。下りは体重と荷物の重さが脚に集中するので必要、膝を守る。不安定な足元ではあると安心 初心者道具選び

※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。ポールの効果と使い方はモンベル公式「トレッキングポールガイド」の記載をもとに整理し、筆者の体験(富士山1泊2日と燕岳の日帰りで使用)を加えています。情報確認日:2026年10月12日

「トレッキングポールって、本当に必要?」「荷物になるだけで、いらないって聞くけど…」

結論から言うと、登りは無くても歩けます。でも、下りで膝を守るために必要です。特に下りが長い山に行くなら、持って行ってください。

「人によります」で終わらせると判断できないので、この記事ではどんな山なら要るのか、どんな山なら要らないのかまで言い切ります。私自身、富士山の長い下りで「持ってきてよかった」と実感しました。

トレッキングポールは必要?|登り・下り別の答え

トレッキングポールの必要度。登りはあると楽だが無くても歩ける。下りは体重と荷物の重さが脚に集中するので必要、膝を守る。不安定な足元ではあると安心
場面ごとのポールの必要度(モンベル公式の説明と筆者の体験をもとに作成)
場面ポールの働き(モンベル公式)必要度
登り腕の力で体を押し上げられる。足上げが楽になり、体力を温存できるあると楽。無くても歩ける
下り体重と荷物の重さが脚に集中する。ポールで衝撃を腕に分散し、脚や膝への負担をやわらげる必要
不安定な足元木の根や段差で、両手でバランスを保てる。転倒のリスクを下げるあると安心

(出典:モンベル公式「トレッキングポールガイド」。2026年10月12日確認)

下りでポールが必要な理由

モンベル公式は、下りについてこう説明しています。下りでは、自分の体重と荷物の重さが、登りのとき以上に脚に集中します。ポールを使うと、その衝撃を腕に分散できます。

もう1つ大事なのが、下りは疲れているときに来るということです。公式も、下りでは疲労がたまっていて、足元にすばやく対応するのが難しくなると書いています。

登りは息が上がってきつい。でも、体を壊すのは下りです。だから「登りは無くてもいい、下りには要る」という結論になります。

【体験談】富士山の長い下りと、燕岳で使った

私がポールのありがたみを実感したのは、富士山の1泊2日(吉田ルート)です。

富士山の砂走り下山道と眼下の雲海
富士山の下山道。砂と小石の道を、ひたすらジグザグに下る(筆者撮影)

富士山の下山は、砂走りのような道をひたすらジグザグに下ります。楽しいけれど、とにかく長いです。ここであるとないとで、下山の消耗が全然違いました。登りではスタミナを少し温存でき、下りの急坂では膝への負担をしっかり減らせた、というのが実感です。

燕岳でも使った|捻挫した足首が不安だったから

合戦尾根の木の階段と急な登山道
燕岳へ登る合戦尾根。急な登りと下りが続く(筆者撮影)

ポールは燕岳の日帰りでも使いました。理由は、スイスで捻挫した足首に、まだ少し不安があったからです。

膝だけでなく、足首に不安があるときもポールは頼りになります。両手で体を支えられるので、足だけに頼らずに歩けます。ケガをしたことがある人ほど、持って行く価値があります(燕岳の体験談/スイスで捻挫した話)。

富士山の装備全体については、富士登山の持ち物|実際に使ったもの・買わなくてよかったものにまとめています。当日の様子は富士山ご来光の体験談をどうぞ。

ポールを持って行く山・持って行かなくていい山

持って行く山

  • 下りが長い山:富士山のように、何時間も下り続ける山
  • 荷物が重い山行:山小屋泊など、ザックが重くなるとき。荷物の重さも脚にかかります
  • 膝や足首に不安がある人:過去に下りで膝が痛くなった、足首を捻挫した、という人は迷わず持ってください。私も捻挫のあとの燕岳で使いました

持って行かなくていい山

  • 行動時間が短い、整備された低山:下りが短ければ、無くても困りません
  • 鎖場や岩場で両手を使う区間が長い山:手がふさがると危ないので、その区間ではザックにしまいます。折りたためるタイプなら、しまうのも簡単です

最初の1組の選び方

モンベル公式の説明をもとに、初心者が見るべきポイントを3つに絞ります。

  • グリップはI型(2本1組):公式によると、I型は基本的に2本1組で使い、起伏の多い場所に向いています。T型は1本で使うタイプで、緩やかなハイキングコースをゆっくり歩くとき向けです。登山で使うならI型を選んでください
  • 折りたたみ式:デイパックにも入るサイズになります。使わない区間でザックにしまえるのが大きいです
  • 素材はアルミ:公式によると、アルミは重さと耐久性のバランスが良く、無理な力がかかっても折れずに曲がるだけで済む安心感があります。カーボンは軽いかわりに、強い力で折れることがあります

私が使っているのは、折りたたみ式・アルミ製・2本セットのポールです。

折りたたみ式のアルミ製トレッキングポール2本セットと収納ケース、付属の先端キャップ
折りたたみ式のトレッキングポール(画像:Amazon商品ページより)

※最新の価格・在庫・仕様はリンク先で確認してください。

使い方のコツ|握り方を2つ覚える

ポールは持っているだけでは効きません。モンベル公式が紹介している握り方を2つだけ覚えてください。

  • ストラップに体重を預ける:ストラップに手を通して、手のひらの小指側から手の甲で受け止めるように握ります。強く握らなくても、ストラップを通して体重をかけられます
  • 急な下りはグリップの頭を持つ:手のひらをグリップのてっぺんに当てて、頭全体を覆うようにつかむと安定します

また、ポールの先にはゴムのキャップ(プロテクター)を付けて使いましょう。公式も、自然環境や木道を守るために装着が大切だとしています。

よくある質問

Q. トレッキングポールは初心者にも必要ですか?
A. 下りが長い山に行くなら必要です。行動時間が短い低山だけなら、無くても歩けます。

Q. 1本と2本、どちらがいいですか?
A. 登山なら2本です。モンベル公式でも、I型グリップは基本的に2本1組で使うとされています。

Q. 富士山にポールは必要ですか?
A. 持って行くことをおすすめします。私は富士山の長い下りで、あるとないとで消耗が全然違うと感じました。

Q. ポールがあると、下りの膝の痛みは防げますか?
A. 痛みが出ないとまでは言えませんが、負担は減らせます。モンベル公式は、ポールで脚にかかる衝撃を腕に分散し、脚や膝への負担をやわらげられると説明しています。

Q. カーボンとアルミ、どちらがいいですか?
A. 最初の1組はアルミがおすすめです。公式によると、アルミは無理な力がかかっても折れずに曲がるだけで済みます。カーボンは軽いかわりに、強い力で折れることがあります。

まとめ

  • 登りは無くても歩ける。下りで膝を守るために必要
  • 下りは体重と荷物の重さが脚に集中する。しかも疲れているときに来る
  • 下りが長い山、荷物が重い山行、膝や足首に不安がある人は持って行く
  • 行動時間が短い整備された低山なら、無くても困らない
  • 最初の1組は、I型グリップ・2本1組・折りたたみ式・アルミ

【情報源】モンベル公式「トレッキングポールガイド ―自分に合ったポールを選ぼう―」(2026年10月12日確認)

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