※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。容量の目安はマムート公式・モンベル公式の記載をもとに整理し、筆者の体験(富士山1泊2日でマムート デュカン 32を使用)を加えています。情報確認日:2026年10月11日
「登山用のザックって、何リットルを買えばいいの?」「日帰りなら20Lで足りる?30Lは大きすぎ?」
結論から言うと、最初の1つは25Lで十分です。20Lを「最初の1つ」として買うのはやめたほうがいいです。秋冬になると、防寒着で中が埋まってしまうからです。逆に、30L以上は山小屋泊をするようになってからで間に合います。
20Lのザックが悪いわけではありません。夏の荷物が少ない日や、2つ目のサブザックとしてならちゃんと使えます。ただ、1年中それ1つで登る前提だと、容量が足りない季節が出てきます。この記事では、メーカー公式の容量の目安と、私が実際に使って分かったことをもとに、なぜ25Lで十分なのかを説明します。
- 容量ごとに、何に使うサイズなのか
- 「最初の1つ」に20Lをすすめない理由
- 25Lで十分な理由と、30Lが要るのはどんなときか
- 富士山1泊2日で32Lを使って良かったこと
登山ザックの容量の目安|15L〜50L以上

| 容量 | 公式が挙げている用途 | 最初の1つとして |
|---|---|---|
| 15〜20L | 荷物が少ない日の普段使い、ちょっとしたお出かけ、トレイルランニング(マムート) | 小さい。サブ用 |
| 25L前後 | 通勤・通学から日帰り登山まで活躍する定番サイズ(マムート) | これで十分 |
| 30L前後 | 1泊程度の旅行や小屋泊登山(マムート)。デュカン 32は「日帰り~1泊2日の山小屋泊まで対応」 | 山小屋泊をするようになってから |
| 50L以上 | 縦走・テント泊を伴う宿泊登山、冬場の宿泊登山、長期遠征(マムート) | 不要 |
モンベルも、秋の日帰り登山のザックは20〜30Lが目安としています。そのうえで、夏山に比べて防寒着などかさばる荷物が増えるので、やや余裕のあるサイズがおすすめだと書いています。
(出典:マムート公式「DISCOVER THE BEST BACKPACKS FOR YOU」/モンベル公式「秋山装備基本ガイド」。2026年10月11日確認)
「最初の1つ」に20Lをすすめない理由
理由はシンプルで、日帰りでも「使わないかもしれないけど必ず持つもの」がけっこう多いからです。モンベルの秋山装備ガイドでは、日帰りでも次のものを持つように書かれています。
- レインウエア(上下):晴れている日でも上下セットで必ず持参
- 防寒着:秋は必携。休憩中の汗冷え対策にも着る
- 保温性のある帽子:秋から冬は必須
- ヘッドランプ:下山が遅れたときのために、日帰りでも必ず
- 応急処置の装備:日帰りでも入れておくと安心
ここに水と行動食が加わります。夏なら防寒着は薄手で済みますが、秋冬はダウンや化繊綿のジャケット、手袋、帽子とかさばるものが増えます。
本当に困るのは、容量が足りないときに「今日は天気がいいから防寒着は置いていこう」と、装備を削る方向に判断が傾くことです。ザックの容量で持ち物が決まってしまうのは逆です。持つべきものが全部入るサイズを選ぶ。そのための答えが25Lです。
同じ理由で、街用のおしゃれなリュックを登山に流用するのもおすすめしません。容量の話は、10Lのバッグを取り上げたアークテリクス「AXIOS 10」の記事でも詳しく書いています。
25Lで十分な理由|30Lは要らない?
日帰り登山なら、25Lあれば秋冬の装備まで入ります。30L以上が必要になるのは、山小屋に泊まるようになってからです。
日帰り登山 → 25Lで十分
マムートも25L前後を「日帰り登山まで活躍する最も使いやすい定番サイズ」としています。秋冬の防寒着を入れても入り、普段使いにも大きすぎません。最初の1つで迷ったら、25Lを買えば失敗しません。
山小屋泊をするようになったら → 30L前後
富士山のように山小屋に泊まる登山では、1泊分の着替えや山小屋で使うものが加わります。30L前後が欲しくなるのはこのときです。ただ、最初から「いつか泊まるかも」で大きいものを買う必要はありません。泊まる登山をすると決まってから考えれば十分です。
【体験談】山小屋泊の富士山は32Lで正解だった
参考までに、泊まりの登山の話も書いておきます。私は富士山の1泊2日(吉田ルート・六合目の山小屋泊)で、マムートのデュカン 32を使いました。泊まりだと、30L前後の余裕が効いてきます。良かったのは3つです。

- 脱いだ服を畳まずに突っ込める:富士山は標高で気温がどんどん変わるので、何度も脱ぎ着します。そのたびに畳むのは地味にストレスですが、余裕があれば放り込むだけです
- ゴミをしまえる:山ではゴミは持ち帰りです。パンパンのザックだと、ゴミの置き場所に困ります
- お弁当が潰れない:山小屋でもらったお弁当も、型崩れせずに持てました

出発前夜のパッキングの様子は、ショート動画にもまとめています。
マムート公式でも、デュカン 32は「日帰り~1泊2日の山小屋泊まで対応」とされています。現行モデルの公式ページには、次のような特徴が挙がっています。
- 背中の蒸れを抑える背面通気システム
- 荷重を伝える一体型の金属フレーム、ウエストベルト付き
- 取り外しできるレインカバー
- トレッキングポールホルダー、ヒップベルトのジッパー付きポケット、フロントメッシュポケット
- 実寸 幅約23.5cm・高さ約57.5cm・マチ約14cm(男女兼用)
※最新の価格・在庫はリンク先で確認してください。モデルチェンジで仕様が変わることがあるので、購入前に公式ページもあわせて確認するのがおすすめです。
富士山の持ち物全体については、富士登山の持ち物|実際に使ったもの・買わなくてよかったものにまとめています。
容量の次に確認すること
容量が決まったら、あとは店で次の3つを確認してください。
- ウエストベルトがあるか:荷物の重さを腰で支えられるかどうかで、肩の疲れ方が変わります。街用のリュックとの大きな違いがここです
- 雨対策:レインカバーが付属しているか。付いていなければ別に買います(モンベルも、雨天時はレインカバーを付けて対応するとしています)
- 背負ったときのフィット:同じ容量でも、背中の長さや肩ベルトの当たり方はモデルごとに違います
特に3つ目は、ネットのスペックでは分かりません。できれば店で、実際に荷物を入れた状態で背負わせてもらってください。登山靴と同じで、最後は体に合うかどうかで決めるものです(靴選びの話はモンベル登山靴の記事で書いています)。
この選び方では買わないこと
- 「軽いから」「小さいほうが身軽だから」で20Lを選ぶ:夏の低山だけなら困りませんが、秋冬に防寒着が入らなくなります
- 「大は小を兼ねる」で30L以上を選ぶ:マムートも30L以上は小屋泊、50L以上は縦走・テント泊のサイズとしています。日帰りなら、そこまでは要りません
- 街用のリュックで代用する:容量が足りても、ウエストベルトや雨対策がないものが多いです
よくある質問
Q. 日帰りなら20Lで足りませんか?
A. 荷物が少ない夏の低山なら足ります。ただ、秋冬は防寒着がかさばるので苦しくなります。1つしか持たないなら25Lにしてください。モンベルも秋の日帰りは「やや余裕のあるサイズ」をすすめています。
Q. 余裕を見て30Lを買っておいたほうがいいですか?
A. 日帰りなら25Lで十分です。30L前後が欲しくなるのは山小屋に泊まるようになってから。そのときに買い足せば間に合います。
Q. 富士山(1泊2日の山小屋泊)は何リットルがいいですか?
A. 30L前後がおすすめです。私は32Lで登って、服を畳まずに入れられる余裕がありがたかったです。
Q. テント泊もしてみたいです。最初から大きいザックを買うべき?
A. 最初の1つは25Lにして、テント泊を始めるときに50L以上を買い足すのがおすすめです。テント泊用のザックを日帰りで使うと大きすぎます。
Q. ザックにレインカバーは必要ですか?
A. 必要です。付属していないモデルなら、容量に合ったサイズのカバーを別に用意してください。
まとめ
- 最初の1つは25Lで十分。秋冬の日帰り装備まで入る
- 20Lは「最初の1つ」には小さい。秋冬に防寒着で埋まり、装備を削る判断に傾く
- 30L前後は山小屋泊をするようになってから、50L以上はテント泊を始めるときに買い足す
- 山小屋泊の富士山はデュカン 32で正解だった。服を畳まず入れられ、ゴミとお弁当の置き場所にも困らない
- 容量が決まったら、ウエストベルト・雨対策・背負ったときのフィットを店で確認する
登り始めの疲れ方もザック選びで変わります。登山は登り始めが一番きつい|最初の1時間を乗り切るコツと道具もあわせてどうぞ。
【情報源】マムート公式「DISCOVER THE BEST BACKPACKS FOR YOU 用途に合わせて選ぶ、マムートのバックパックコレクション」/マムート公式「デュカン 32(2530-01300)」/モンベル公式「秋山装備基本ガイド」(いずれも2026年10月11日確認)


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