【登山レインウェア】上下セットで買わなくていい|上はモンベル、下はワークマンにしている理由

登山レインウェアの予算配分。上のジャケットは雨の日と寒い日の防風着で出番が多いので登山ブランドにお金をかける。下のパンツは大雨のときくらいしか穿かないので日帰り・低山ならワークマンで十分。靴とザックは代用しない 初心者道具選び

※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。筆者が実際に使っている雨具(上:モンベル テンペスト ジャケット/下:ワークマンのレインパンツ)の体験と、モンベル公式の情報をもとにしています。スペックの確認日:2026年10月12日

「登山のレインウェアって、上下セットで何万円もするものを買わないとダメ?」「ズボンだけワークマンにしたら危ない?」

結論から言うと、上は登山ブランド、下はワークマンでいいです。上下セットで高いものを買う必要はありません。私自身、上はモンベルのテンペスト ジャケット、下はワークマンのレインパンツという組み合わせで登っています。

ただし、これは日帰りの低山の話です。そして「下は持たなくていい」という意味でもありません。レインウェアは上下とも必ず持ちます。そのうえで、お金をかけるのは上だけでいい、という話です。

  • 上にお金をかけて、下は安く済ませていい理由
  • 私が使っているテンペスト ジャケットの公式スペック
  • この考え方が通用しない山
  • 逆に、安いもので代用してはいけない道具

結論|使う回数が多いほうにお金をかける

登山レインウェアの予算配分。上のジャケットは雨の日と寒い日の防風着で出番が多いので登山ブランドにお金をかける。下のパンツは大雨のときくらいしか穿かないので日帰り・低山ならワークマンで十分。靴とザックは代用しない
レインウェアの予算は「使う回数」で配分する(筆者の使い方をもとに作成)
上(ジャケット)下(パンツ)
着る場面雨のとき+寒いときの防風着大雨のときくらい
使う回数多い少ない
見た目着る回数が多いので効いてくる大雨の中では気にならない
私の選択モンベル テンペスト ジャケットワークマンのレインパンツ

上(ジャケット)にお金をかける理由

レインジャケットは、雨のときだけ着るものではありません。山頂や稜線で風が冷たいとき、休憩で体が冷えてきたとき、防風着としても着ます。つまり、晴れた日でも出番があります。

着ている時間が長いと、雨と風を防ぎながら、汗の湿気を外に逃がせるかどうかがそのまま快適さの差になります。ここは多少高くても、良いものを買う価値があります。デザインが気に入っているかどうかも、着る回数が多いぶん大事です。

私が使っているテンペスト ジャケットがどのくらい水を弾くかは、動画を見てもらうのが早いです。

テンペスト ジャケットの表面で水が玉になって弾かれている様子
水をかけると玉になって転がり落ちる(筆者のテンペスト ジャケット)

モンベル テンペスト ジャケットの公式スペック

素材ゴアテックス ファブリクス3レイヤー(表:20デニール・ナイロン・リップストップ)
平均重量247g
収納サイズ8×8×15cm(1L)
蒸れ対策脇のピットジップ(開けて蒸れを逃がせる)
ポケットジッパー付きの胸ポケット2個
そのほかPFAS(有機フッ素化合物)を含まない次世代ゴアテックス ファブリクス。スタッフバッグ付き

モンベル公式は、テンペストを「運動量の多いシーンにも対応する高機能レインウエア」と説明しています。247gでこぶし大くらいに収まるので、晴れ予報の日にザックへ入れっぱなしにしても負担になりません。

ゴアテックスのジャケットが3万円台で買えることについては、別のショートでも話しました。

モンベル テンペスト ジャケットをフードまでかぶって着た後ろ姿
フードまでかぶった状態。風よけとしても着る

1つだけ注意点があります。公式によると、PFASを使わないはっ水はこまめに洗濯して汚れを落とすこと、乾燥機やアイロンで熱を加えることで性能を保てるそうです。買って終わりではなく、手入れもセットで考えてください。

※最新の価格・在庫・カラーはリンク先で確認してください。

下(パンツ)はワークマンでいい理由

レインパンツは、実際のところ大雨のときくらいしか穿きません。小雨や霧なら、ジャケットだけ着てそのまま歩くことがほとんどです。防風着として穿くこともまずありません。

使う回数が少ないものに、何万円もかけるのはもったいないです。しかも穿くのは大雨の中。そこで見た目を気にする人はいません。だから下はワークマンで十分、というのが私の結論です。

ワークマンが悪いという話ではありません。ワークマンも良い製品です。ただ、細かい機能とデザインは登山ブランドのほうが上です。だからこそ、その差が効いてくる「上」にお金を回して、差が出にくい「下」は安く済ませる。使う回数で予算を配分する、という考え方です。

この「上と下で予算を分ける」考え方は、ショート動画でも話しています。

この考え方が通用しない山

ここまでの話は、日帰りの低山が前提です。次のような山では、下も登山用のしっかりしたものを選んでください。

  • 何時間も冷たい雨に打たれ続ける可能性がある山:行動時間が長い山、すぐに下りられない山
  • 稜線で風に当たり続ける山:森林限界より上を長く歩くコース
  • 泊まりの縦走:濡れたまま翌日も歩くことになる

こういう山では、下半身が濡れて冷えることがそのまま危険につながります。「下は安物でいい」を、条件の違う山にまで広げないでください。

「下は持たなくていい」ではありません

誤解されやすいので、もう一度書きます。レインウェアは上下とも必ず持ってください。モンベルの秋山装備ガイドにも、晴れている日でもレインウェアは上下セットで必ず持参するように書かれています。

安く済ませていいのは「下の値段」であって、「下を持つかどうか」ではありません。ワークマンのレインパンツでいいので、必ずザックに入れておいてください。

霧に包まれた富士山の登山道で、レインウェアを着て歩く登山者たち
富士山の登山道。歩き始めから霧雨だった日もある(筆者撮影)

逆に、安いもので代用してはいけないもの

浮いたお金を回してほしいのが、靴とザックです。この2つだけは、ワークマンや街用のもので代用しないでください。

  • 靴:私はスイスのハイキングでスニーカーを履いて、下りで足を滑らせて捻挫しました。靴は安全に直結します(スイスの体験談/モンベル登山靴の選び方)
  • ザック:1日じゅう背負うものなので、体に合うかどうかで疲れ方が変わります

富士山で実際に使った装備の全体像は、富士登山の持ち物|実際に使ったもの・買わなくてよかったものにまとめています。

よくある質問

Q. レインウェアは上下セットで買わないとダメですか?
A. セットで買う必要はありません。上下とも持つことは必須ですが、ブランドをそろえる必要はないです。私は上がモンベル、下がワークマンです。

Q. 上もワークマンではダメですか?
A. ダメではありません。ただ、上は雨の日以外も防風着として着るので、使う回数が多いです。予算をかけるなら上、というのが私の考えです。

Q. レインパンツは本当に出番が少ないですか?
A. 日帰りの低山では少ないです。私の場合、穿くのは大雨のときくらいです。ただし出番が少なくても、持たずに登るのはやめてください。

Q. アルプスなど高い山でも、下はワークマンでいいですか?
A. おすすめしません。長時間の冷たい雨や、稜線で風に当たり続ける山では、下も登山用のしっかりしたものを選んでください。

Q. テンペスト ジャケットの手入れは難しいですか?
A. モンベル公式は、こまめな洗濯と、乾燥機やアイロンで熱を加えることをすすめています。汚れを落として熱を加えると、はっ水性を保てるそうです。

まとめ

  • 上は登山ブランド、下はワークマンでいい。上下セットで高いものを買う必要はない
  • 上は雨の日も寒い日も着る。使う回数が多いので、良いものを買う価値がある
  • 下は大雨のときくらいしか穿かない。見た目も要らない
  • ただし日帰りの低山が前提。長時間の雨や稜線の風がある山では、下も登山用にする
  • 下を「持たない」のはなし。上下とも必ず持つ
  • 浮いたお金は靴とザックへ。この2つは代用しない

【情報源】モンベル公式「運動量の多いシーンにも対応する高機能レインウエア『テンペスト』」/モンベル公式オンラインストア「テンペスト ジャケット」/モンベル公式「秋山装備基本ガイド」(いずれも2026年10月12日確認)

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