【登山靴】ミドルカットとローカットどっち?最初の1足はミドルカット一択|スニーカーで捻挫した失敗談

登山靴のカットの選び方。ハイカットはテント泊・長期縦走向けで最初の1足には要らない。ミドルカットは日帰りから山小屋泊まで幅広く対応し最初の1足はこれ。ローカットは荷物が少ない日帰りで整備された低山・里山向け、2足目向け 初心者道具選び

※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。カットごとの特徴はモンベル公式の記載をもとに整理し、筆者の体験(スイスでスニーカーを履いて捻挫/ふだんはミドルカットの登山靴を使用)を加えています。情報確認日:2026年10月12日

「最初の登山靴、ミドルカットとローカットどっちがいい?」「ローカットのほうが軽くて歩きやすそうだけど、ダメなの?」

結論から言うと、最初の1足はミドルカットを買ってください。ローカットを最初の1足にするのはおすすめしません。

ローカットが悪い靴というわけではありません。整備された低山を軽い荷物で歩くなら、ローカットは軽快でいい靴です。ただ、最初の1足は「これからどんな山に行くか分からない」状態で買うものです。行ける山の幅が広いのはミドルカットです。

私自身、スイスで「これくらいなら大丈夫だろう」とスニーカーで歩いて、下りで捻挫しました。この記事では、その失敗談と公式の情報をもとに、どちらを選ぶべきかを言い切ります。

ハイカット・ミドルカット・ローカットの違い

登山靴のカットの選び方。ハイカットはテント泊・長期縦走向けで最初の1足には要らない。ミドルカットは日帰りから山小屋泊まで幅広く対応し最初の1足はこれ。ローカットは荷物が少ない日帰りで整備された低山・里山向け、2足目向け
カットの高さごとの向いている山(モンベル公式「フットウエアの選び方」の記載をもとに作成)
カットソール公式が挙げている用途
ハイカットやや硬め〜剛性が高い荷物が重くなるテント泊や長期縦走。足首をしっかり保護する
ミドルカットやや硬め日帰り登山から山小屋泊まで幅広く対応。程よい足首の保護性能
ローカット柔らかめ日帰りで荷物が少なく、低山や里山で整備された登山道を歩く場合。足首が自由で動かしやすい

モンベルは秋山の装備ガイドでも「日帰り登山であればミドルカットがおすすめ」と書いています。

(出典:モンベル公式「フットウエアの選び方」/モンベル公式「秋山装備基本ガイド」。2026年10月12日確認)

最初の1足がミドルカットな理由

① 行ける山の幅がいちばん広い

公式の説明を並べると分かるとおり、ローカットは「整備された低山・里山」、ハイカットは「テント泊・縦走」と、使う場面がはっきり決まっています。ミドルカットだけが、日帰りから山小屋泊までをカバーします。

登山を始めると、「次は岩場のある山に行ってみたい」「富士山に登ってみたい」と行きたい山が変わっていきます。ローカットを買うと、そのたびに「この靴で行けるかな」と悩むことになります。

② 足首とソールが、慣れない足を助けてくれる

ミドルカットは、程よく足首を保護して、ソールもやや硬めです。石がゴロゴロした道や下りで、足の置き方がまだ安定しない初心者ほど、この差が効いてきます。

私はふだん、ミドルカットのモンベル「マウンテンクルーザー600」を履いています。富士山もこの靴で登りました。靴選びで比べたモデルの違いは、モンベル登山靴 400・600・800の違いに書いています。

モンベルの登山靴の靴ひもを結んでいるところ
登山靴の靴ひもを結んでいるところ(筆者の動画より)

【失敗談】スイスでスニーカーを履いて、下りで捻挫した

靴を甘く見るとどうなるか、私の失敗を書いておきます。

スイスでアイガーのふもとを歩くハイキングコースに行ったとき、私は「ハイキングだし」とナメて、スニーカーで歩きました。序盤は歩きやすい道でしたが、途中からかなり急で、ゴロゴロの石が積み重なった道に変わります。その下りで足を滑らせて、捻挫しました。

スイス・アイガーのふもとのハイキングコース。石がゴロゴロした急な下り道
捻挫したアイガーのコース。途中から石だらけの急な道になる(筆者撮影)

幸い歩けたので下山できましたが、「海外で病院に行くことになったら…」と本気で震えました。

この失敗で分かったことは2つです。

  • 道は途中で変わる。歩き始めが楽でも、その先に急な石の道が出てくることがあります。「今日は簡単なコースだから」という判断は当てになりません
  • やられるのは下り。登りは平気でも、下りの石の上で足首を持っていかれます

スニーカーとローカットの登山靴は別物です。登山用ならソールのグリップはずっと良いので、同じ結果になったとは言いません。ただ、足首が覆われていないという点は同じです。「どんな道が出てくるか分からない」うちは、足首まであるミドルカットを選んでおくのが安全です。

スイスのハイキングの様子はスイス絶景ハイキングBEST3にまとめています。

ローカットが活きる使い方

ローカットは、次の条件がそろうなら良い選択です。

  • 歩くのは整備された低山や里山だけ、と決まっている
  • 日帰りで、荷物が軽い
  • すでにミドルカットを持っていて、2足目として軽い靴が欲しい

足首が自由でソールも柔らかいので、歩きやすさはローカットのほうが上です。2足目として買うなら、良い選択だと思います。

この選び方では買わないこと

  • 「軽いほうが楽そう」でローカットを最初の1足にする:岩場や石の多い山に行きたくなったとき、買い直しになります
  • 「どうせなら良いものを」でハイカットを最初の1足にする:公式でもテント泊や長期縦走向けとされています。日帰りにはソールが硬すぎます。私も硬いモデルを試して、歩きにくいと感じました
  • スニーカーで済ませる:私のように捻挫します

買う前に必ず試着を

カットが決まっても、靴は足に合うかどうかがすべてです。必ず店で試着してください。モンベルも、実際に使う厚手の靴下で試し履きするようにすすめています。

参考までに、私が履いているミドルカットの靴はこちらです。

※最新の価格・在庫はリンク先で確認してください。サイズは店頭での試着をおすすめします。

よくある質問

Q. 高尾山のような低山だけなら、ローカットでもいいですか?
A. 整備された道だけを歩くなら大丈夫です。ただ、登山を続けると行きたい山は増えていきます。最初の1足なら、ミドルカットにしておくほうが後悔しません。

Q. ミドルカットは重くて疲れませんか?
A. 軽快さはローカットに負けます。そのかわり、足首の保護とやや硬めのソールが、石の多い道や下りで足を助けてくれます。

Q. 富士山はローカットで登れますか?
A. おすすめしません。私はミドルカットで登りました。山小屋泊まで対応するのはミドルカット、というのが公式の説明です。

Q. トレイルランニングシューズではダメですか?
A. 公式ではローカットの仲間で、軽い荷物で走る人向けの靴とされています。最初の1足としては、ローカットと同じ理由でおすすめしません。

Q. 防水は必要ですか?
A. モンベルは、ゴアテックスなどの防水透湿素材を使った靴をすすめています。天気が良い日の日帰りなら、非防水の靴も使えるとのことです。

まとめ

  • 最初の1足はミドルカット。日帰りから山小屋泊まで対応する
  • ローカットは、整備された低山を軽い荷物で歩く人か、2足目向け
  • ハイカットはテント泊・縦走向け。最初の1足には要らない
  • 私はスイスでスニーカーを履いて、石の多い下りで捻挫した。道は途中で変わる
  • 最後は足に合うかどうか。必ず店で試着する

【情報源】モンベル公式「フットウエアの選び方」/モンベル公式「秋山装備基本ガイド」(いずれも2026年10月12日確認)

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