【登山に手袋は必要?】鎖場と秋冬は必須|濡れた鎖場で「握る力」を残してくれた話

登山で手袋が必要な場面。鎖場・岩場では濡れた鎖でも握り続けられていちばん効く。秋から春は手の冷え対策で必ず持つ。夏の整備された低山だけなら無くても歩ける 初心者道具選び

※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。筆者の体験(高妻山の濡れた鎖場をグローブを着けて通過/富士山で手袋を使用)と、モンベル公式「秋山装備基本ガイド」の記載をもとにしています。情報確認日:2026年10月12日

「登山に手袋って必要?」「夏でも要るの?軍手じゃダメ?」

結論から言うと、必要です。薄手のグローブを1組、いつもザックに入れておいてください。特に、鎖場や岩場がある山と、秋から春の山では必ず着けます。

手袋は「寒いときに着けるもの」と思われがちですが、山ではそれだけではありません。鎖や岩を握るとき、手を守って、握る力を残してくれる道具です。私は高妻山の濡れた鎖場で、そのことを実感しました。

登山で手袋が必要な3つの場面

登山で手袋が必要な場面。鎖場・岩場では濡れた鎖でも握り続けられていちばん効く。秋から春は手の冷え対策で必ず持つ。夏の整備された低山だけなら無くても歩ける
登山で手袋が要る場面(筆者の体験とモンベル公式の記載をもとに作成)

① 鎖場・岩場|握る力を残すため

高妻山の鎖場を下る登山者の足元。濡れた岩と鎖
高妻山の鎖場。岩も鎖もずっと濡れていた(筆者撮影)

手袋がいちばん効くのは、鎖場と岩場です。

私が雨上がりの高妻山を歩いたとき、下山で通った鎖場は岩も鎖もずっと濡れていました。足元の岩がツルツルで、鎖を持つ手に全体重を預ける場面もありました。鎖を握っていたので事なきを得ましたが、「濡れた岩+疲労+夕方」の組み合わせは本当に危険だと感じました。

素手で濡れた鎖を握り続けると、握力の消耗が激しくなります。しかも冷えた鎖で手がかじかんで、いざというときに握り込めません。私たちは3人とも、グローブを着けて鎖場を通過しました。

高妻山・帯岩のトラバース。霧の中、鎖を頼りに岩壁を横切る登山者
鎖を頼りに岩壁を横切る「帯岩」。ここで手を離すわけにはいかない(筆者撮影)

霧の中の鎖場の緊張感は、動画のほうが伝わると思います。

くわしい山行の記録は、高妻山の日帰りはきつい?雨上がりの鎖場で危機一髪になった記録に書いています。

② 寒い時期|手が冷えると何もできない

モンベル公式の秋山装備ガイドにも、手を冷えから守るためにグローブを着用するよう書かれています。

手が冷えると、靴ひもを結ぶ、ザックを開ける、行動食の袋を開ける、といった細かい作業ができなくなります。秋の山は、麓が暖かくても山頂は冷えます。10月以降は必ず持ってください。

③ 岩に手をつく山|夏でも出番がある

夏の富士山でも手袋は使いました。山頂付近には岩場があって、手をつく場面があります。手袋があると安心ですし、防寒と日焼け対策も兼ねられます。下山道の砂ぼこりの中でも役に立ちました(富士登山の持ち物)。

手袋が無くてもいい山

正直に書くと、夏の、整備された低山だけなら、手袋が無くても歩けます。鎖も岩場も無く、寒くもない山です。

ただ、薄手のグローブは軽くて小さいので、入れておいて損はありません。使わない時間はポケットに入るサイズです。「今日は要らないかな」と迷うくらいなら、入れっぱなしにしておくのがおすすめです。

最初の1組の選び方|私が使っているグローブ

私が使っているのは、サロモンのMERINO GLOVES(メリノグローブ)です。

サロモン MERINO GLOVES メリノウールグローブ ブラック
サロモン MERINO GLOVES(画像:Amazon商品ページより)
  • メリノウール素材:濡れても保温性が落ちにくい。雨上がりの鎖場に向いていた
  • 薄手で操作しやすい:鎖の感触が分かる。着けたままスマホも操作できた
  • 軽くてかさばらない:使わないときはポケットに入る

弱点も書いておきます。薄手なので、岩をガリガリつかむ使い方だと消耗は早めです。それでも「濡れた鎖を握り続けられる」メリットのほうがずっと大きい、というのが私の評価です。

※最新の価格・在庫・サイズはリンク先で確認してください。

この使い方はやめておくこと

  • 綿の軍手で濡れた山に行く:綿は濡れると乾きにくく、手が冷えます。雨の日や雨上がりの鎖場には向きません
  • 厚すぎる手袋で鎖場に入る:鎖や岩の感触が分からなくなります。細かい操作ができる薄手のものを選んでください
  • 「手袋があれば鎖場は大丈夫」と考える:手袋は握る力を助けるだけです。雨上がりの鎖場そのものを避ける判断のほうが大事です

よくある質問

Q. 登山に手袋は必要ですか?
A. 必要です。鎖場や岩場がある山と、秋から春の山では必ず着けます。薄手のものを1組、ザックに入れておいてください。

Q. 夏でも手袋は要りますか?
A. 岩に手をつく山や鎖場のある山では、夏でも使います。私は7月の富士山でも使いました。整備された低山だけなら、無くても歩けます。

Q. 軍手ではダメですか?
A. 晴れた日の低山なら使えますが、濡れる可能性がある山にはおすすめしません。綿は濡れると乾きにくく、手が冷えます。

Q. 鎖場では手袋を外したほうがいいと聞きましたが?
A. 厚い手袋だと感触が分からなくなるので、そういう意見もあります。私は薄手のグローブを着けて濡れた鎖場を通過して、握力の消耗と手の冷えを防げたと感じました。

Q. 秋の登山ではどんな手袋がいいですか?
A. モンベル公式は、手を冷えから守るためにグローブを着けるよう案内しています。行動中は薄手のもの、寒い山では暖かいものをもう1組持つと安心です。

まとめ

  • 登山に手袋は必要。薄手のグローブを1組、いつもザックに入れておく
  • いちばん効くのは鎖場と岩場。濡れた鎖でも握る力を残せる
  • 秋から春は、手を冷えから守るために必ず持つ
  • 夏の整備された低山だけなら、無くても歩ける
  • 綿の軍手は濡れる山には向かない。薄手で操作しやすいものを選ぶ

【情報源】モンベル公式「秋山装備基本ガイド」(2026年10月12日確認)

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