【モンベル登山靴】400・600・800の違いは?マウンテンクルーザー600を選んだ理由と、試着で分かったこと

モンベル登山靴の早見表。マウンテンクルーザー400はミドルカット・ソールやや硬い・524g、マウンテンクルーザー600はミドルカット・ソールやや硬い・545g、アルパインクルーザー800はハイカット・ソール硬い・574g(25.5cm片足) 初心者道具選び

※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。製品のスペックはモンベル公式サイトをもとにした情報で、履き心地の感想は筆者個人の体感です。情報確認日:2026年9月20日

「モンベルの登山靴、400・600・800ってどれを選べばいいの?」

結論から言うと、初心者が最初の1足に選ぶなら600です。3つを比べて、いちばんバランスが良いと感じたのが600でした。日帰り登山から山小屋泊まで対応できて、私の登山スタイルにいちばん合っていました。

誤解しないでいただきたいのですが、400や800が悪い靴という話ではありません。ソールの硬さと足首の高さが違うので、向いている山が違うだけです。なお、800だけは「マウンテンクルーザー」ではなく、公式の商品名は「アルパインクルーザー800」という別シリーズです。

そして、この記事でいちばん伝えたいことがあります。靴は合う合わないがあるので、絶対に店で試着してください。ネットでスペックを比べるだけで買うのは、おすすめしません。

この記事では、公式スペックの整理、3つを比べた感想、登山スタイル別の選び方、そして幅広足の私が試着して選んだ結果をお話しします。動画でも話しているので、よければあわせてどうぞ。

モンベル登山靴の早見表。マウンテンクルーザー400はミドルカット・ソールやや硬い・524g、マウンテンクルーザー600はミドルカット・ソールやや硬い・545g、アルパインクルーザー800はハイカット・ソール硬い・574g(25.5cm片足)
400・600・800の早見表(モンベル公式の情報をもとに作成)

400・600・800の早見表|カット・ソール・重量

モンベル公式の商品ページと「フットウエアの選び方」をもとに整理しました(重量は25.5cm・片足)。

モデル足首の高さソールの硬さ(公式区分)重量公式が書いている用途
マウンテンクルーザー400ミドルカットやや硬い524g軽装備のトレッキングや山小屋泊登山など
マウンテンクルーザー600ミドルカットやや硬い545g軽装備のトレッキングから小屋泊登山まで幅広く対応
アルパインクルーザー800ハイカット硬い574g夏場の長期縦走やトレッキングなど

※800のカットとソールの硬さは、公式「フットウエアの選び方」の区分(アルパイン〈残雪期登山・テント泊や縦走登山〉=ハイカット・ソールが硬い)によります。価格は時期によって変わるので、最新の価格はモンベル公式サイトで確認してください。

3足に共通しているのは、ゴアテックス ファブリクスの防水透湿ライニング、アウトソールの「トレールグリッパー」、ソール張り替え可という点です。公式は、日本人の足形に合わせたオリジナル・ラスト(靴の木型)を使っているとも説明しています。

モンベル登山靴3モデルの外観。左からマウンテンクルーザー400(タン)、マウンテンクルーザー600(ダークグレー)、アルパインクルーザー800(ネイビー)
左から400・600・800の外観(画像はモンベル公式オンラインストアの商品ページより)。色は一例です

名前の数字は「ソールの硬さ」を表している

モンベルの店員さんに教わったのですが、この数字はソールの硬さを表しています。数字が大きいほど、ソールは硬くなります。

公式の選び方ページの区分も、この並びと合っています。ソールが「とても硬い」のは3000・2800、「硬い」のは1000・800、「やや硬い」のが600・400です。400と600は公式の区分では同じ「やや硬い」グループですが、数字が小さい400のほうがソールは柔らかく、履いた私もそう感じました。

履き比べた感想|結論は600(3つの中でいちばんバランスが良い)

ここからは公式の情報ではなく、私が3つを比べて感じたことです。

600|日帰りから山小屋泊まで。私の登山スタイルにいちばん合っていた

600は、日帰り登山から山小屋泊まで対応できます。私の登山スタイルにいちばん合っていたので、選びました。1泊2日の富士登山も600で歩いています(富士登山の持ち物に書いています)。

公式も、600を「軽装備のトレッキングから小屋泊登山まで幅広く対応するミドルカット」と説明しています。私の使い方と、公式の想定が重なっていたことになります。

見た目も、3つの中でいちばん好きです。ゴツい金具と、グレーの革の保護がカッコいいと思っています。

400|軽くて柔らかい。ただし、重い荷物だと岩場が歩きづらかった

400はソールが少し柔らかい靴です。重量は524gで、3つの中でいちばん軽いです。

ただ、重い荷物を持つと、ソールのしなりが大きくなって、岩場が少し歩きづらいと感じました。公式が挙げている用途も「軽装備のトレッキング」です。荷物が軽い日帰りが中心なら選択肢になりますが、山小屋泊まで見据えるなら、600のほうが安心です。

800|ソールが硬すぎた。初心者の最初の1足には選ばない

800は、ソールが硬すぎました。アスファルトを歩くのが大変で、山道も初心者には歩きにくかったです。

さらに、400・600がミドルカットなのに対して、800は足首をしっかり覆うハイカットです(公式区分)。公式によると、ハイカットには足首のねん挫リスクを減らし、剛性の高いソールが岩の凹凸から足裏を守る良さがあります。ただし、公式がハイカットを推奨しているのは、森林限界より高所を歩く縦走登山や、重い荷物を背負うテント泊登山です。私は、テントで何泊もするような玄人向けの靴だと判断しました。

日帰りから山小屋泊まで、が中心の初心者が、800を買う必要はありません。最初の1足に選ぶのは、やめておいたほうがいいです。

登山スタイル別|どれを選ぶ?

  • 日帰り〜山小屋泊、はじめての登山靴:600(迷ったらこれ)
  • 荷物が軽い日帰りが中心:400も選択肢。ただし荷物が重くなるとしなりが気になります
  • テント泊で何泊も縦走する:800以上のアルパインクルーザー(この段階で初めて候補になります)
  • 買わないこと:初心者の最初の1足に800を選ぶこと。そして、試着せずに買うこと

最初の1足をローカットのスニーカーで済ませないほうがいい理由も、実体験があります。私はスイスのアイガーのコースをスニーカーで歩いて足を滑らせ、捻挫しました(スイスの絶景ハイキング体験談に書いています)。足首を支えるミドルカットが捻挫の予防に直結する話は、登山の安全対策5つでもまとめています。

最後は足で決める|靴は必ず店で試着してください

もう一度言います。靴は合う合わないがあるので、絶対に店で試着してください。この記事は「どのモデルを候補にするか」の参考にはなりますが、最後に決めるのはスペックではなく、あなたの足です。

幅広足の私が、幅広タイプを試して選んだのは「ノーマル」

マウンテンクルーザーには、幅広のワイドタイプもあります。公式の選び方ページでも、ワイズ(足囲)が大きい人向けに「幅広サイズ(ワイドモデル)」を用意しているとされていて、「マウンテンクルーザー400 ワイド」「マウンテンクルーザー600 ワイド」「アルパインクルーザー800 ワイド」といったモデルが並んでいます。

私は幅広足です。それでも、幅広タイプを試着したうえで、結局ノーマルを買いました。

「幅広足だからワイドを買う」と決めつけていたら、選び間違えていたかもしれません。履いてみるまで分からなかった、というのが正直なところです。

なぜノーマルが合ったのか。これは私の推測ですが、日本のブランドなので、もともと日本人の幅広の足に少し合わせて作ってくれているのかもしれません。公式にも「日本人の足形に合わせたオリジナル・ラスト」と書かれています。ただ、あなたの足にも当てはまるとは限りません。だからこそ、試着が必要です。

試着で確認すること

公式の選び方ページでは、実際に試着して、指が当たっていないか、かかとが浮かないか、フィット感を確認するよう案内されています。山で履く靴下を持っていくと、本番に近い状態で確かめられます。

買う前の注意

  • 屋外で使った靴は、返品・交換ができません。公式の商品ページに「一度屋外でご使用になられた靴は、返品・交換をお受けできません」とあります。ネットで買った場合も、まずは室内で試し履きをしてください
  • 靴底の経年劣化に注意。公式の選び方ページに、ソールは使用していなくても経年劣化で剥がれることがあるので、使用前に入念にチェックするよう書かれています。ファクトリー・アウトレットの一部商品には「製造から年数が経過しているため、経年劣化により靴底が剥がれる恐れがあります」という注意書きもあります
  • ワイドモデルの取り扱いは、店舗や時期で違います。買いに行く前に、在庫を店に確認しておくのが確実です

店頭で試着してサイズと型を決めたあと、ネットで探す場合は、こちらから探せます(在庫・取り扱いはリンク先で確認してください)。

よくある質問

Q. マウンテンクルーザー800はありますか?
A. 公式の商品名は「アルパインクルーザー800」です。公式の選び方ページに載っているマウンテンクルーザーは200・400・600で、800は別シリーズのアルパインクルーザーに入ります。

Q. 400と600の違いは何ですか?
A. 公式の区分では、どちらもミドルカットでソールは「やや硬い」です。重量は400が524g、600が545g(25.5cm・片足)。アッパーは、400がメッシュにスエードレザーと樹脂のシートで補強、600が耐摩耗性メッシュにしなやかな高品質スエードレザーで補強と、公式に書かれています。私が履いた感想では、400のほうがソールが柔らかく、重い荷物だと岩場が歩きづらいと感じました。

Q. 初心者にはどれがおすすめですか?
A. 600です。日帰り登山から山小屋泊まで対応できて、3つの中でいちばんバランスが良いと感じました。ただし最後は試着して、自分の足に合うかどうかで決めてください。

Q. 800は初心者に向いていますか?
A. 向いていません。ソールが硬く、アスファルトも山道も歩きにくかったです。公式が想定しているのも、縦走やテント泊です。日帰りから山小屋泊まで、が中心なら600で十分です。

Q. 足が幅広なら、ワイドタイプを買うべきですか?
A. 決めつけずに、ノーマルとワイドの両方を試着してください。私は幅広足ですが、両方を試して、結局ノーマルを選びました。

Q. 600で富士山は登れましたか?
A. 私は600で、1泊2日の富士登山(吉田ルート)を歩きました。詳しくは富士登山の持ち物にまとめています。

まとめ

  • 名前の数字はソールの硬さを表す。数字が大きいほど硬い
  • 400は軽くて柔らかいが、重い荷物だと岩場が歩きづらい。軽装備の日帰り向き
  • 600は日帰りから山小屋泊まで対応。3つの中でいちばんバランスが良く、初心者の最初の1足におすすめ
  • 800は正式名称「アルパインクルーザー800」。ハイカットでソールが硬く、テント泊や縦走向け。初心者の最初の1足には選ばない
  • 幅広足の私は、幅広タイプも試したうえでノーマルを選んだ。履いてみないと分からない
  • 靴は合う合わないがあるので、絶対に店で試着してください

登山靴の次は、ザックやレインウェアの選び方も気になるところだと思います。登り始めのきつさを和らげる道具は、登山は登り始めが一番きつい|初心者が最初の1時間を乗り切るコツと道具にまとめています。あわせてどうぞ。

【情報源】モンベル公式 マウンテンクルーザー400 Men’s/マウンテンクルーザー600 Men’s/アルパインクルーザー800 Men’s/モンベル公式「フットウエアの選び方」(いずれも2026年9月20日確認)

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