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「富士登山、結局なにを持っていけばいいの?」
「これ、本当に必要…?重くなるだけじゃない?」
持ち物リストを見ても、”全部いる”みたいに書いてあって逆に迷いますよね。私もそうでした。
そこでこの記事では、実際に富士山(吉田ルート・1泊2日)に登った私が、「持って行って正解だったもの」と「持って行ったけど使わなかった・いらなかったもの」を正直にまとめます。装備は「あれば安心」より「現地で本当に使うか」で選ぶと、ザックがグッと軽くなります。
パッキングの全体像は動画にまとめているので、あわせてどうぞ。

今回の条件|※持ち物の要否は条件で変わります
先に前提を共有します。装備が「いる/いらない」は、ルート・時期・天気で変わるからです。
- ルート:吉田ルート(富士スバルライン五合目 発着)
- 日程:1泊2日 / 六合目「星観荘」泊
- 時期:7月中旬
- 天気:登った日(2日目)はかなりの好天。1日目のみ霧雨
つまり以下は「この条件での結論」です。あなたのルートや天気に置き換えて読んでください。
【結論】持って行って正解だったもの
① ザック(大きめが正解)|これは本当に買ってよかった
今回いちばん”効いた”のがザックです。私はマムートのDUCAN 32を使いましたが、1泊2日なら少し大きめ(30L前後)が圧倒的に快適でした。理由はこれ。
- 脱ぎ着した服を畳まずに突っ込める:こまめな体温調整のたびに畳むのは地味にストレス。大きめだと放り込むだけでOK
- ゴミ(ペットボトル)が難なく入る:富士山はゴミの持ち帰りが必須。溜まっていく空ペットボトルもすっきり収納できる
- 背中の通気が良く、不快感ゼロ:背面が蒸れないので汗だくでも気持ちいい
- お弁当を潰さず持てる:山小屋でもらう弁当も型崩れなし

② トレッキングポール|下りの膝を救ってくれる
あるとないとで、特に下山の消耗が全然違います。登りではスタミナを多少温存でき、下りの急坂では膝への負担をしっかり減らせます。富士山の下山は長いので、膝に不安がある人ほど持って行ってほしい装備です。
③ 防寒着(ウィンドシェル+ベースレイヤー)|”晴れてても”必ず持つ
正直に言うと、7月中旬の好天だった今回は、Tシャツ+ウィンドシェルくらいで十分でした。日中は暑いくらいです。
ただし、富士山は天気が崩れると一気に冬並みになります。ご来光待ちや悪天候時に防寒着がないと本気で危険。「使わないかも」でも必ず持っていくのが正解です。薄手のウィンドシェルと、汗冷えしないベースレイヤーの組み合わせがおすすめ。
④ インナーシュラフ|山小屋の寝袋が気になる人へ
山小屋では寝袋を貸してもらえますが、「人が使った寝袋はちょっと…」という人にはインナーシュラフが最高です。私が使ったものは約120gと軽く、ザックの負担にもなりません。
今回の星観荘の寝袋は想像以上にキレイでしたが、山小屋は当たり外れもあると思うので、保険として持っていきたい一品です。

⑤ 日焼け対策|雲の上は、日差しがヤバい
見落としがちですが超重要。雲の上に出る富士山は、日差しが普段の比じゃありません。帽子・サングラスは当然として、日焼け止め+UVカットの服まで対策すると安心です。1日中炎天下にいるので、塗り直し用も持っておくと◎。
⑥ マスク(下山で必須)|砂埃を吸わないために
下山道は砂埃が本当にすごいです。前を歩く人が巻き上げた砂を延々と吸い続けることになるので、マスクは必須。個人的には下山の快適さが段違いでした。
⑦ 手袋|岩場があるので安心
山頂付近は岩場もあるので、手をつく場面で手袋があると安心。防寒・日焼け対策も兼ねられます。
⑧ 歯ブラシ(泊なら必須)
地味ですが泊まりなら必須。お風呂に入れない分、歯を磨いてスッキリするだけで眠りやすさが全然違います。
⑨ 行動食(羊羹&ナッツバー)|満腹感があって、喉が渇かない
行動食は「羊羹」と「ナッツバー」が大当たりでした。しっかりお腹が満たされるのに、喉が渇きにくいのが登山向き。水が貴重な富士山では、食べると喉が渇くお菓子より、この2つが圧倒的に頼れました。歩きながらサッと補給できて、エネルギー切れ対策にも◎。
【正直】持って行ったけど、使わなかった・いらなかったもの
ここが本題。荷物を減らしたい人に一番役立つはずです。
バーナー|そもそも使えませんでした
コーヒーやカップ麺用にバーナーを持って行きましたが、山頂では使えませんでした。富士山の山頂は浅間大社奥宮の境内にあたり、火器の使用は禁止とのこと。結局ただの重りになってしまったので、持って行かないのが無難です(お湯は山小屋や山頂の売店で買えます)。
※山頂でバーナー禁止と注意された話は、登山の体験談記事にも書いています。
ゲイター|”吉田ルート+長ズボン+ミドルカット靴”なら不要だった
砂対策にゲイターを検討していましたが、私は長ズボン+ミドルカットの登山靴だったので、靴の中に砂が入ることはなく不要でした。
ただし注意。須走ルート・御殿場ルートの「砂走り」を下る人は、ゲイターほぼ必須です(靴が一瞬で砂だらけになります)。ルートと足元の装備で判断してください。ミドルカット以上の靴なら、吉田ルートでは無くても大丈夫でした。
カイロ|7月なら重いだけかも
防寒でカイロを持って行きましたが、7月中旬はそこまで寒くならず、出番なしでした。重さもあるので、カイロを何個も持つより、ベースレイヤー(インナー)を1枚足す方が軽くて暖かいと感じました。厳冬期ではないので、防寒は”着るもの”で組む方が効率的です。
よくある質問(FAQ)
Q. 富士山でバーナー(火器)は使えますか?
A. 山頂は浅間大社奥宮の境内にあたり、火器の使用は禁止です。お湯は山小屋や売店で購入できるので、バーナーは持って行かない方が軽くて無難です。
Q. 富士山にゲイター(スパッツ)は必要ですか?
A. ルート次第です。須走・御殿場ルートの砂走りを下るならほぼ必須。吉田ルートで長ズボン+ミドルカット以上の靴なら、無くても大丈夫でした。
Q. カイロはいりますか?
A. 夏山シーズン(7〜8月)の好天ならほぼ不要でした。防寒はカイロより、ベースレイヤーやウィンドシェルなど”着るもの”で組む方が軽くて確実です。
Q. 防寒着はどこまで必要?
A. 晴れていればTシャツ+ウィンドシェルで足りることもありますが、天気が崩れると冬並みになります。使わない前提でも必ず持っていってください。
Q. ザックの大きさは?
A. 1泊2日なら30L前後の少し大きめが快適でした。畳まず放り込める・ゴミを収納できる・弁当が潰れない、と良いことづくめです。
まとめ|「あれば安心」より「現地で使うか」で選ぶ
- 使って正解:大きめザック / ポール / 防寒着(晴れでも必携) / インナーシュラフ / 日焼け対策 / 下山マスク / 手袋 / 歯ブラシ / 行動食(羊羹・ナッツバー)
- いらなかった:バーナー(山頂は火器禁止) / ゲイター(吉田ルート+長ズボン+ミドルカット靴なら) / カイロ(夏の好天なら)
- 装備の要否はルート・時期・天気で変わる。今回の結論はあくまで「吉田ルート・1泊2日・7月中旬・好天」でのリアルです
実際に登った様子(前日霧雨→翌朝ご来光)は、体験談の記事と動画にまとめています。あわせてどうぞ。


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