
「稜線ベース」ブログへようこそ。このサイトは、運動不足でもケガが不安でも、慎重派でも楽しめる日帰り低山をテーマにしています。今回は、登山を始めたばかりの人がほぼ全員ぶつかる「登り始めのきつさ」について、私自身の体験から書いていきます。
登り始めてすぐ、「これ山頂まで無理じゃない?」と思ったことありませんか
登り始めて数分。まだ全然序盤なのに息が上がって、心臓がバクバクして、脚も重い。「え、まだこんなに序盤なのに……これ、山頂までもたないかも」——そう思って心が折れそうになった経験、ありませんか。
実は私も、まさにそうでした。自分より年上の方が頂上から下りてくるのをみながら、私は頂上まで行けるのかと、登り始めから不安になりました。登り始めの苦しさで「自分は体力がないんだ」と何度も思いました。でも今は、その苦しさには理由があって、しかも越え方があると分かっています。この記事では、同じように不安を抱える人に向けて、登り始めの1時間をどう乗り切るかをお伝えします。
実は、登り始めの30分〜1時間が一番きつい
最初にお伝えしたいのは、登り始めがきついのは、あなたの体力がないからでも、根性が足りないからでもないということです。これは登山をしている人全員が毎度経験する、体の仕組みの話です。
運動を始めた直後は、体がまだ「登山モード」に切り替わっていません。呼吸や心拍が需要に追いつくまでに時間がかかるため、脚よりも先に息が上がって、一番苦しく感じます。特に登山ではいつもよりも大きなリュックに水や服などを入れて行動していることに加えて、階段や坂をいきなり登ります。普段よりも息や心拍数が上がりやすくなっているのは当然です。慣れている人でも、この序盤はきついもの。ただベテランは「そういうもの」と知っていて、対策しているから心が折れないのです。
でも、体は必ず慣れる。1時間もしないうちに楽になる
そして、ここが一番伝えたいことです。あの苦しさは、ずっと続くわけではありません。登り始めて30分〜1時間ほどで、体が運動に慣れてきて、呼吸がすっと落ち着いてきます。さっきまでの苦しさが嘘みたいに、快適に歩けるようになる瞬間が来るのです。
だから、登り始めのきつさは「始まりの通過儀礼」みたいなもの。ここさえ越えれば景色を楽しむ余裕が出てきます。最初の1時間だけ、うまく自分をなだめてあげればいいのです。呼吸が整うと、どんどん新しい景色が見たくなって、足が前に進んでいきますよ。

その最初の1時間を乗り切るために、私がやっていること
苦しい序盤を乗り切るコツは、大きく「ペース」と「気持ちの持ち方」の2つです。
まず、とにかくゆっくり歩き出すこと。登り始めは元気なのでつい速く歩いてしまいますが、これが一番きつくなる原因です。「え、こんなに遅くていいの?」と思うくらいのペースで、息が乱れない速度をキープします。歩幅もいつもよりも小さく、できるだけ体重移動が少ないように登る工夫をしましょう。
次に、最初の苦しさは「通過するもの」と分かっておくこと。「今がピークで、あと少しで楽になる」と知っているだけで、心の折れ方が全然違います。すぐに休憩したくなりますが、最初の1時間はちょっと待って。足を止めてしまうと、また体が慣れるのに時間がかかってしまいます。最初の1時間は我慢して、ゆっくりでもいいので、足を動かしてみてください。
最初の1時間を助けてくれた、私の登山道具
ここからは、登り始めのきつさを実際に軽くしてくれた道具を紹介します。どれも初心者時代に使っていて、本当に助けられたものです。選ぶときのポイントも一緒に書いておきます。

脚だけで登っていた負担を腕にも分けられるので、一番きつい登り始めで脚と心肺の消耗を減らせます。慎重派には、下りの転倒防止という安心感も大きいです。選ぶなら、軽量で長さ調整ができ、握りやすいグリップのものが扱いやすいです。私が実際使っているのはLAMPTOPのこちら。5,000円以下で買えてしまう安さですが、ものとしてはかなりしっかりしています。私はこれで屋久島の10時間トレッキングに行けました。先端部分が差し替え可能で、用途によって使い分けられますし、小さくなるので、リュックのサイドに刺しておくことも可能です。登山ブランドのものだと1万円を超えるものが多いので、まずはこれで始めるのがおすすめです。色も黒からピンク、青など多数揃えているから、お気に入りを見つけてください。

筋肉を適度に締めて脚のブレを抑えてくれるので、疲労と“脚の重さ”が軽くなります。ケガが不安な人には、膝まわりのサポート効果も心強いポイント。サポート力の強さで種類が分かれるので、まずは中程度のものから試すのがおすすめです。こちらのサポートタイツは股部分がメッシュ構造のため、蒸れにくいのが最大のおすすめポイントです。私は汗っかきなので、これが非常に嬉しい。

足が痛いと、かばうために余計な力が入って体力を無駄に使います。足元が安心なだけで登りはぐっと楽になります。慎重派には、足首を支えてくれるミドルカットが安心。ハイカットはアスファルト面を非常に歩きづらいので、ミドルカットが良いです。長時間歩くので、必ず試し履きをして、自分の足に合うものを選んでください。私のおすすめはモンベルのマウンテンクルーザー600。ソールの硬さが違う400・800もありますが、軽登山のみなら400、将来的に富士山や2500m以上の山を目指したい方は600以上をおすすめします。
※もう少し予算を抑えたいなら、サロモンもおすすめです。

荷物が体から離れて揺れると、それだけで消耗します。体にフィットして軽いザックほど、登り始めの負担が減ります。腰ベルトで荷重を腰で支えられるタイプだと、肩の疲れもかなり違います。日帰りなら20〜30L程度が目安です。個人的には25Lくらいがおすすめ。今後山頂でコーヒーを入れてみたいとか考えているなら25Lくらいあると安心です。紹介しているマムートのリュックは腰ベルトがしっかりしていて、重さを感じづらい設計ですし、背中の通気もかなりいいので、汗の不快感が軽減されます。

最初のきつい区間で「ちゃんと座って休める」と、回復が早くなります。地面が濡れていても冷たくても気にせず座れるので、体を冷やさず疲労をためこみません。軽くて折りたためるタイプなら、ザックの負担にもなりません。これがあるとないとだと、休憩の快適さが全く違います。私は必需品として、登山初心者の人におすすめしています。
まとめ:登り始めがきついのは、あなただけじゃない
登り始めのきつさは、体力がないからでも、あなたが特別に弱いからでもありません。誰もが通る道で、しかも必ず越えられます。ゆっくり歩き出して、「あと少しで楽になる」と自分に言い聞かせて、道具の力も借りれば、その先には景色を楽しむ時間が待っています。
この「稜線ベース」ブログでは、これからも運動不足でもケガが不安でも楽しめる日帰り低山の情報を発信していきます。同じように不安を抱えているあなたの、最初の一歩を応援しています。
私の登山Vlogや登山グッズ紹介動画はこちら↓
▶ YouTube「稜線ベース」チャンネル
※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。

コメント